寒暖差疲労を乗り切ろう!

急な冷え込みに負けない！
寒暖差疲労を乗り切ろう！！

身体を守るための徹底対策：自律神経を整え「寒暖差疲労」を乗り切りましょう

冷え込みが厳しくなると、私たちの身体は急激な気温の変化に対応しようと、非常に大きなエネルギーを消費します。
この時、体温調節を司る自律神経が過剰に働き、バランスを崩してしまうことが、
だるさ、頭痛、肩こり、めまい、そして免疫力の低下といった様々な体調不良を引き起こします。
これが、近年注目されている「寒暖差疲労」です。

冷え込む季節を健康に過ごすためには、
「身体を温めること」そして「自律神経を整えること」の二つの柱で対策を講じることが重要です。
具体的な行動習慣について詳しくお伝えしますね。

1. 服装と「三つの首」の温め方を工夫する

急激な温度変化から身体を守る最も簡単な方法は、衣類による温度調節です。
• 重ね着の徹底（レイヤリング）:
外出時だけでなく、室内でも薄手のものを重ね着し、気温の変化に応じて脱ぎ着できるようにしましょう。
熱がこもりすぎるのは逆に汗冷えの原因となるため、通気性の良い肌着を選ぶことも大切です。

• 「三つの首」を温める:
首、手首、足首には太い血管が皮膚の表面近くを通っています。
ここを温めることで、温かい血液が全身に効率よく送られ、体全体が温まります。

• 首: マフラーやハイネック、ネックウォーマー
• 手首: 手袋や長めの袖、アームウォーマー
• 足首: 靴下を重ね履きしたり、レッグウォーマー
• 腹部・腰部を温める: 臓器が集まるお腹周りや、筋肉量の多い腰周りを腹巻やカイロ
（低温やけどに注意）で温めると、効率よく深部体温を上げることができます。

2. 食事で身体の芯から温める

口にするものから身体が作られるため、食事で身体を温める習慣をつけましょう。

• 体を温める食材の積極的な摂取: 寒い季節に旬を迎える根菜類（人参、大根、ごぼう、れんこんなど）や、
発酵食品、タンパク質（肉、魚、大豆製品）は、熱を生み出す手助けをします。
特に、生姜、にんにく、唐辛子などの香辛料は血行を促進し、温め効果を高めます。
• 温かい飲み物・食事を選ぶ: 冷たい飲み物や食べ物は、胃腸を冷やし、内臓機能の低下や自律神経の乱れにつながります。
スープ、味噌汁、鍋料理など、温かいものを意識的に摂り、水分補給も白湯やお茶などの温かい飲み物で行いましょう。
• バランスの良い食事: エネルギー源となる炭水化物、体を作るタンパク質、
体調を整えるビタミン・ミネラルをバランス良く摂取し、寒暖差に負けない体力と免疫力をつけましょう。

3. 入浴と睡眠で自律神経を整える

毎日の生活習慣が、自律神経の安定に直結します。

• 湯船に浸かる: シャワーだけで済ませず、38℃～40℃程度のぬるめのお湯に15分～20分ほどゆっくりと浸かりましょう。
これにより、全身の血行が良くなり、リラックス効果（副交感神経の活性化）で自律神経が整いやすくなります。
体が温まることで、良質な睡眠にもつながります。
• 質の良い睡眠: 睡眠中に身体は疲労を回復し、自律神経のバランスを調整します。
決まった時間に就寝・起床する規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を確保しましょう。
寝る前にスマートフォンやPCの光を避けることも、質の高い睡眠には欠かせません。

4. 適度な運動で「天然のカイロ」を育てる

熱の約4割は筋肉によって作られます。筋肉量が少ないと、冷えやすくなります。

• ウォーキングやストレッチ: ハードな運動でなくても、毎日少しずつ体を動かす習慣をつけましょう。
軽いウォーキングやストレッチは血行を促進し、自律神経を整える効果も期待できます。
特に大きな筋肉がある太ももや背中の筋肉を意識的に使うことで、熱を生み出しやすい身体になります。
• 散歩のすすめ: 朝日を浴びながら散歩をすることで、体内時計がリセットされ、自律神経の調整に役立ちます。

急な冷え込みのこの時期は、これらの対策を実践し、
身体を冷えから守り、自律神経を安定させることを最優先に考えましょう。
対策を講じても症状が緩和しない場合はお灸が効果的です♪
当院では、肌に直接していくタイプ（間接的に行うので、大きな火傷にはなりません）や、
箱灸といって身体の広い面をじんわり温めることができるものもご用意しておりますので、ぜひ一度お試しください。
お腹に箱灸を行うと、とても温かく心地よいです。
ホットペッパーのクーポンからですと、鍼コースをお選びいただけると、お灸の施術も可能です。
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